- CAはcarbohydrate(炭水化物・糖質)antigenあるいはcancer antigenの略
- マウスモノクローナル抗体NS19-9で認識されるシアリルLea抗原の糖鎖抗原
- 胎児では唾液腺,膵管,胆管,胆嚢などの上皮細胞で多量に産生されている
- 成人でも膵管,胆管・胆嚢,唾液腺,気管支腺などで微検出(癌化で大量産生)
健診での連続32,508例での検討 (人間ドック 2015;30:22-29)
- CA 19-9が高値(>37.0 U/mL)であった790例中,再検でも高値であった320例を解析
- 最終的に8例に悪性疾患を認めた(膵癌4例・十二指腸癌2例・胆管癌1例・大腸癌1例)
- 併存した良性疾患は耐糖能障害37例,肝機能障害4例,胆石20例,膵嚢胞性疾患22例,膵石(慢性膵炎)3例,肺気腫4例,び慢性汎細気管支炎・細気管支炎5例,間質性肺炎・肺線維症4例,非定型性抗酸菌症15例,気管支拡張症10例,好酸球性肺炎1例,喘息5例,子宮内膜症10例,卵巣嚢腫・奇形腫18例,子宮腺筋症・子宮筋腫36例,結核性腹膜炎1例,橋本病3例(記載順は論文どおり/緑文字は比較的高頻度)
👴 早期癌では上昇しにくく,偽陽性も多いためスクリーニングには不適(人間ドック 2015;30:22-29)
(投稿者 川崎)
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