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2018-07-03

補中益気湯

【効能・効果】
消化機能が衰え、四肢倦怠感著しい虚弱体質者の次の諸症:
夏やせ、病後の体力増強、結核症、食欲不振、胃下垂、感冒、痔、脱肛、子宮下垂、陰萎、半身不随、多汗症


  • 生命活動の根源的なエネルギーである「気」が不足した「気虚」に用いられる
  • 胃腸の消化・吸収機能を整えて「気」を生み出し、抵抗力を高める
  • 気力がわかない、だるくて疲れが取れないといった人から、胃腸虚弱、かぜ、寝汗など、また病後・産後で体力が落ちている時や夏バテによる食欲不振にも用いられる


こむら返りに対し5~15分後に効果を示す芍薬甘草湯や、感冒に対し1~2日後に効果を示す葛根湯などと比較すると、即効性に欠ける薬剤である。臨床試験においては、4週間以上の投与により有効性が認められている。


【参考】
補中益気湯インタビューフォーム

(投稿者 小森)

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