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2018-09-15

単純性膀胱炎(閉経前)に対する抗菌薬 CLL vs LVFX

JAID/JSC 感染症治療ガイドライン2015による第一選択は以下の3剤(すべてニューキノロン)
(ただしグラム陽性菌が検出されている場合あるいはESBL産生菌が疑われる場合は除く)
  • LVFX レボフロキサシン 経口1回500mg 1日1回3日間
  • CPFX シプロキサン 経口1回200mg 1日2~3回3日間
  • TFLX トスフロキサシン 経口1回150mg 1日2回3日間

CCL(セファクロル)は第二選択に記載されている(経口1回250mg 1日3回7日間)
しかし当院の2018年度アンチバイオグラムではCLLはLVFXよりも有効と思われる

Escherichia coli
(n=389)
Klebsiella pneumoniae
(n=169)
Proteus mirabilis
(n=16)
CLL100%100%100%
LVFX68%95%90%
ESBLs産生(各々28%,2%,5%)とAmpC産生(E. coliの2%)を除く

注意点 当院で採用されている経口の第一世代セフェム薬は以下の二種類です
  • CLL セファクロル(ケフラール®細粒小児用10%)
  • CEX セファレキシン(ケフレックス®カプセル250mg)

👶 当院では大人への処方ならCEXになります

(投稿者 川崎)

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