- 入院症例から検出されたブドウ球菌の50%以上がMRSA
- 外来患者から検出されるMRSAはブドウ球菌の20〜30%
略記号 | 名称 | 特徴 |
VCM | バンコマイシン | TDM要,腎機能障害,髄膜への移行性良好 |
TEIC | テイコプラニン | TDM要,日本で開発,VCMより少ない腎障害 |
LZD | リネゾリド | 静菌的,高価(6〜7万/日),内服あり,最終兵器 |
ABK | アルベカシン | TDM要,日本で開発,AG系でグラム陰性菌にも有効 |
DAP | ダプトマイシン | 最新,肺サーファクタントで不活化され肺炎には無効 |
💟 腎機能で調整不要な抗菌薬 ➜ コチラ
(投稿者 山根/川崎)
1 件のコメント:
LZD(ザイボックスⓇ注射用,錠)は腎毒性が低いので,腎機能障害時にも適応しやすく用量の調整も原則不要
DPT(キュビシンⓇ静注用)は腎排泄型の薬剤だが,軽~中等度までの腎機能障害患者では用量調整は不要.高度の腎障害患者では隔日投与などが必要
参考)日内会誌 2012;101:1085-91
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