これらの作用はCys LTs受容体のうちのCys LT受容体を介して発現するので、Cys LT1受容体拮抗薬(ロイコトリエン受容体拮抗薬:LTRA)は抗喘息作用を示す。喘息治療においてはICS/LABAが広く用いられているが、これらの薬剤が使用できない場合やコントロール不良の場合には、LTRAの併用が推奨される。
また、Cys LTsは鼻粘膜容積血管拡張作用、血管透過性亢進作用により鼻閉を来たすので、LTRAはアレルギ―性鼻炎の鼻閉に有効である。アレルギー性鼻炎を合併した喘息には高い効果を示す。
LTRAとしては、モンテルカスト(キプレス)やプランルカスト(オノン)がある。
(投稿者 小森)
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