このブログを検索
2019-01-24
スルピリドによる薬剤性パ-キンソン症候群
スルピリドは、低用量では胃・十二指腸潰瘍、高用量では統合失調症に用いられる薬剤である。
ドパミンD
2
受容体阻害作用を有するため、パーキンソン症候群等の錐体外路症状があらわれることがある。
発症まで数週から数ヶ月と長いこともあり、また1年以上のこともある。
錐体外路症状については可逆的なものであることから、投与中止後正常に戻るものである。
精神神経用薬(抗精神病薬、抗うつ薬)、消化性潰瘍用薬(制吐剤など)、その他の消化器官用薬(胃腸運動調整薬など)には、ドパミン拮抗作用を有する薬剤が含まれているため、注意が必要である。
(投稿者 小森)
0 件のコメント:
コメントを投稿
次の投稿
前の投稿
ホーム
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿