- 初報は200年以上前(Kreysig F. Berlin: Maurer’sche Buchhandlung;1816. p464)
- 頻度は 500人に1人あるいは冠動脈造影の0.76%と(思っているより)少なくない
- 予後不良と報告されてきたが,最近成人では良好という報告あり(ただし不整脈は多い)
- 臨床的な診断は冠動脈疾患や炎症性疾患,外傷,心筋症が否定できればOK(みたいです)
- 瘤と憩室の鑑別も臨床的には入口部>最大体部が1以上なら瘤,1以下なら憩室
(上図=瘤,下図=憩室/J Thorac Cardiovasc Surg 2006;131:433-7)
先天性左室心室瘤と冠動脈奇型との関連
- 7例の胎児~新生児では冠動脈疾患はなし(Am Heart J 2001;141:491-9)
- 前下行枝が肺動脈から起始していた2例の子供(Circulation 1976;53:181-6)
- 前下行枝の低形成+石灰化した心尖部瘤の子供(Am J Cardiol 1966;18:781-4)
(投稿者 川崎)
0 件のコメント:
コメントを投稿