- フランスの外科医Fontaineらによる閉塞性動脈硬化症の重症度分類(Helv Chir Acta 1954;21:499-533)
- 循環器学用語集(第3版)ではフォンタンと記載されるが臨床現場ではフォンテインと読むことも多い
- Fontaine分類 III〜IVなら重症下肢虚血(CLI; critical limb ischemia)(Rutherford分類で4〜6度に相当)
分類 | 重症度 | 症状 |
I | 軽度 | 無症状(〜痺れ・冷感) |
IIa | 中等度 | 間欠性跛行 (200m以上の連続歩行可能) |
IIb | 中等度 | 間欠性跛行 (200m以上の連続歩行不能) |
III | 高度 | 安静時疼痛 |
IV | 高度 | 潰瘍・壊死 |
🙆 Fontaineはレリシュ症候群(血栓性大動脈分岐閉塞症)として名を残した血管外科医Leriche(出典)の弟子です(出典).ちなみにFontaineもLericheも名前はRené(ルネ)で,聴診器を発明したRené Laennec含めて三人ともフランス人です.
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(投稿者 川崎)
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