息切れで救急室に搬入された症例
🐧 解説
- 左乳房の明瞭な拍動 ➜ 心拡大(ただし本来は仰臥位で判定:実際の方法)
- 持続時間が長い拍動 ➜ 心肥大(本例は一見陥凹に見えるが収縮期に隆起)
- 不規則な拍動 ➜ 絶対不整(irregularly irregular)であり心房細動の疑い
😗 臨床現場
- 上記の心尖拍動所見に加えて,内頸静脈の座位陽性(拍動上縁が鎖骨上5cm)から,視診だけで慢性心不全の急性増悪と診断.その後の聴診で明瞭なⅢ音を確認.本例は最終的に心房細動を伴った拡張不全による心不全(クリニカル・シナリオ 1,ノリア・スティーブンソン B)であった.
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(投稿者 川崎)
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