- 腫瘍熱と感染による発熱を鑑別する簡単な方法(腫瘍熱の特徴は下記の1〜6に記載)
- 米国の内科医であるJC ChangとHM Grossらによる報告(Am J Med 1984;76:597-603)
- 腫瘍熱ならナプロキセン250mg1日2回で12時間以内に解熱(感度92%,特異度100%)
- ナプロキセン以外のNSAIDsやステロイド,アセトアミノフェンは解熱効果がやや弱い
💣 腫瘍熱の特徴
- 少なくとも1日に1回は37.8°Cより高い体温
- 発熱が2週間より長く持続
- 感染のエビデンスなし(身体所見,採血,画像検査など)
- アレルギー機序なし(例:薬剤性,輸血,放射線,化学療法)
- 十分量の抗菌薬を少なくとも7日間投与しても反応なし
- ナプロキセンで速やかに完全解熱して投与中は継続
💁 腫瘍熱に関する過去の投稿 ➜ コチラ
(投稿者 川崎)
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