- 静磁場内の組織が持つピクセル毎の固有T1値(ms)を定量評価してマップ表示
- 心筋の組織性状を定量的に評価する方法でNative T1とECVの2通りの方法がある
- 有用な心疾患はアミロイドーシスやファブリー病,心筋炎,鉄沈着など(下図)
1.Native T1
2.ECV(extra-cellar volume fraction:細胞外容積分画)
- 造影剤は不要で細胞成分と間質の両者からの信号で決定される
- 基準値は1,250 ms程度(各施設でボランティアによる設定要)
- 延長する病態 ➜ 心筋線維化,心筋浮腫,アミロイド沈着など
- 短縮する病態 ➜ 心筋への脂質や鉄成分の沈着または出血など
2.ECV(extra-cellar volume fraction:細胞外容積分画)
- ガドリニウム造影剤の投与前後で T1値を計測して計算式で算出
- 基準値は23〜28%程度(各施設でボランティアによる設定が必要)
- 細胞外マトリックスを間接的に定量評価でき心筋線維化を反映
- ただし心筋線維化以外の細胞外液容積が増加する病態でも増加
(投稿者 川崎)
0 件のコメント:
コメントを投稿