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マダニ媒介感染症を疑われた症例が当院の発熱外来を受診(最終的にはSFTSではなかったが…)
- 本態 SFTS ウイルス(SFTSV)による新興ウイルス感染症(出血熱)(4類感染症)
- 初報 2006年頃から中国で報告 ➜ その後に確立(N Engl J Med 2011;364:1523-32)
- 経路 野生動物や家畜・ペットなどの動物が保有宿主(不顕性感染)でマダニが媒介
- 症状 潜伏期は平均9日で発熱,倦怠感, 嘔吐・下痢,筋肉痛,頭痛,意識障害など
- 経過 発症後 5~11日で極期に達する(検査値の異常は3~4週間以内にはほぼ改善)
- 診断 確定はウイルス学的に行う(血液や尿,脳脊髄などを材料にしたRT-PCR法)
- 治療 SFTSVへの特異的治療はない(血球貪食症候群やDICに対する対症療法を行う)
(投稿者 川崎)
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