- 概要 過誤腫性ポリポーシスと皮膚・粘膜の色素斑を特徴とした疾患
- 命名 オランダ医師 Peutz(1921年)と米国医師 Jeghers(1949年)
- 原因 LKB1/STK11遺伝子変異(常染色体顕性遺伝/約50%は孤発例)
- 疫学 国内の推定患者数は約600~2400人(平均の診断年齢は23歳)
- 所見 乳児期〜口唇・口腔・指尖に数mmの色素斑+消化管ポリープ
- 症状 ポリープ増大で黒色便・血便・貧血,反復性腹痛,腸重積など
- 病理 粘膜上皮の過誤腫的過形成と粘膜筋板〜線維束の樹枝状増生
- 鑑別 家族性腺腫性または若年性ポリポーシス,カウデン症候群など
- 合併 20歳までに1~2%が膵臓、乳房、精巣、卵巣・子宮の悪性腫瘍
- 治療 根治法はない(予防的に内視鏡的ポリープ切除術などを行なう)
参考)小児慢性特定疾病情報センター,他
(投稿者 川崎)
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