- 当院初期研修医 西川先生が循環器内科で経験した症例が出版されました
- 急性冠症候群によって誘発されたと思われたたこつぼ心筋症の1例です
- 心電図や心エコー図,核医学検査はたこつぼ心筋症に合致する所見です
- 決め手はPCI後の胸部症状の消失とMRI像(前壁内側のT2高信号)でした
🐙 考察
- たこつぼ心筋症は急性冠症候群(ACS)との鑑別する必要があります.前者には様々な誘因があるため虚血性心疾患(によるストレス)で誘発されても全く不思議ではありませんが,類似の報告はありません(我々の検索範囲).その証明が困難だからと思われます.
- 本症例は心エコー所見(心尖部のバルーニング)からたこつぼ心筋症を疑ってカテーテルを行いました.予想に反して対角枝に高度狭窄があり,PCIを行いました(症状消失).その後の経過はやはりタコツボ様でしたが,MRIで虚血に合致する所見を見つけました.
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(投稿者 川崎)
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