- ワーラー変性とは神経損傷後に二次性に生じる軸索変性と脱髄現象
- イギリスの神経生理学者 Augustus Volney Waller (1816-1870) に由来
- 通常,中枢神経系では末梢神経に比してワーラー変性は緩徐に進行
- 例:脳血管障害の発症1ヵ月以降にDWIやFLAIRで高信号出現(下図)
- 推定機序は軸索細胞内の電解質濃度変化が変性の促進をきたすため
参考)臨床神経 2021;61:477-81,他
左大脳に多形膠芽腫を有する61歳女性のMRI T2-WI経過
A〜Dは術後0, 8, 16, 34ヵ月で同側間脳でワーラー変性が進行(矢印)
(投稿者 川崎)
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