- 概要 慢性に経過し繰り返す蚕蝕性の皮膚潰瘍を特徴とする疾患
- 病態 活性化好中球が重要な役割を果たす好中球性皮膚症の一つ
- 疫学 頻度は3-10人/100万人・年で20~60歳に好発しやや女性優位
- 誘因 採血針など微細な刺激,外傷,術後(乳房再建術後など)他
- 合併 炎症性腸疾患(最多はUC),関節リウマチ,血液疾患など
- 採血 CRPや赤沈亢進,末梢白血球・好中球数増多,時にANCA陽性
- 診断 統一された壊疽性膿皮症の診断基準は存在しない(下表参照)
- 分類 潰瘍型(最多),膿疱型,水疱型,増殖型,ストーマ周囲型
- 鑑別 血行障害,血栓性,悪性腫瘍,血管炎,感染による皮膚潰瘍
- 治療 創部安静+創傷管理,原疾患治療,PSL,シクロスポリンなど
💣 皮膚潰瘍に関する過去の投稿 ➜ コチラ
(投稿者 川崎)
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