- 概要 数日の嘔吐発作を周期的にくり返す小児に多くみられる病態
- 疫学 発症年齢の中央値は4.8歳で,僅かに男性に多く白人では2%
- 別名 アセトン血性嘔吐症やケトン血性嘔吐症など(昔は自家中毒)
- 誘因 心理的・身体的なストレス,感染症,疲労,食事,月経など
- 機序 体脂肪の分解時に血中アセトン(ケトン体)が異常増加する
- 原因 ミトコンドリア異常や内分泌異常,自立神経障害など多因子?
- 診断 臨床経過と嘔吐発作の特徴,器質的な疾患の否定などによる
- 治療 予防には誘引の回避+発症時には輸液や制吐剤など対症療法
- 予後 発症後2~5年程度で自然軽快が多い(28%は片頭痛に移行)
(投稿者 川崎)
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