- 概略 免疫介在性ニューロパチーの一型(Guillain-Barré症候群の亜型)
- 初報 カナダのFisher CMが3例を報告(N Engl J Med 1956;255:57-65)
- 別名 Miller Fisher Syndrome(ハイフンなし/MillerはFisherの母方姓)
- 疫学 100万人に1-2人で男女比はおよそ2:1,平均の発症年齢は43.6歳
- 発症 通常は先行感染後に外眼筋麻痺,運動失調,腱反射消失が出現
- 検査 8-9割の患者に血清抗ガングリオシド GQ1b IgG 抗体が出現する
- 鑑別 ビッカースタッフ脳幹脳炎,ウェルニッケ脳症,重症筋無力症他
- 治療 対症療法(疼痛や呼吸の補助),免疫療法(IVIgや血漿交換)他
- 予後 比較的良好でおよそ8~12週間で概ね回復する(致死率は5%未満)
(投稿者 川崎)
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