激しい咳嗽直後から胸背部痛を訴える男性
👿 解説
- 右第6,7肋骨の連続性が保たれていない(下図左矢印)
- 肋骨撮影なら離断が明瞭(下図中央:緑丸は疼痛部位)
- 胸部CTでも骨連続性は消失し最終的に肋骨骨折と診断
- 疼痛は軽度で鎮痛薬で対応(バストバンドは使用せず)
😶 独り言
- 実は本症例では胸部X線で骨折が見逃されていた.胸部X線で肋骨は明瞭に描出されるが(特に背面),側胸部に近い部位では角度の関係で判定が難しくなる.
- そんな時には痛み部位をマークした肋骨撮影を行いたい.もっとも本例では画像検査前に圧痛点を確定できなかった.その原因として介達痛などが考えられる.
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(投稿者 川崎)
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