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2024-06-11

表皮水疱症 Epidermolysis bullosa

  • 概略 わずかな外力によって水疱形成を反復する一群の疾患
  • 疫学 男女ほぼ同数で5歳未満が最多(発症は約9割が<1歳)
  • 機序 基底細胞やヘミデスモゾームの脆弱化(単純型)など
  • 原因 常染色体の優性(顕性)遺伝または劣性(潜性)遺伝
  • 診断 病歴と身体所見,病理学的所見(光顕・電顕)による
  • 病型 単純,接合部,優性・劣性栄養障害,キンドラー症候群
  • 症状 四肢末梢や大関節部などに軽微な外力で水疱やびらん
  • 合併 皮膚がん,食道・幽門狭窄,関節拘縮,成長遅延など
  • 治療 根治療法はなく対症療法(それも病型により異なる)
  • 予後 生後間もなく死亡例〜普通の社会生活可能まで多様


手足の局所的な皮膚病変から粘膜・内臓の水疱形成まで多様

(投稿者 川崎)

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