- 概略 野兎病菌(Francisella tularensis)による急性熱性疾患(動物由来)
- 循環 マダニ類などの吸血性節足動物を介して主にノウサギや齧歯類など
- 人間 保菌動物の剥皮作業や肉の調理の際に菌を含む血液や臓器に接触
- 分布 北米,北アジア,ヨーロッパなど北緯30度以北の北半球に広く発生
- 日本 1994年までの間に合計1,372例の報告(2000年以降の報告はなし)
- 潜伏 感染後3日目がピークで1週間以内(稀に2週間~1カ月のこともあり)
- 症状 突然の発熱(38~40℃),悪寒戦慄,頭痛,筋肉関節痛など感冒症状
- 局所 侵入部位に関連した所属リンパ節の腫脹,膿瘍化,潰瘍,疼痛など
- 診断 病原体の分離・同定,DNAや菌体抗原の検出,血清中の特異抗体検出
- 治療 硫酸SM 1g/日(or GM)筋注+TC 1g/日・分4(or MINO )経口2週間
- 届出 全数報告対象(4類感染症)で診断した医師は直ちに最寄りの保健所
参考)国立感染症研究所
💁 人畜・人獣に関する過去の投稿 ➜ コチラ(PC版なら右欄からも選択可能)
(投稿者 川崎)
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