- 概略 細菌 Chlamydia trachomatis によって引き起こされる眼感染症
- 語源 新ラテン語の trāchōma に由来(ギリシャ語で粗いを意味する)
- 別名 顆粒性結膜炎,エジプト眼炎(紀元前15年にはエジプトで確認)
- 疫学 アフリカ他の貧困層や農村部に高頻度で,就学前の子供に多い
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症状 充血や眼脂,瘢痕,
睫毛乱生 症(逆さまつげ)で疼痛や光不耐 -
治療 公衆衛生の向上,抗生物質(AZM),
睫毛乱生 症に対する手術 - 予後 治療されないと通常30歳から40歳までに視覚障害や失明に至る
- 目標 失明の原因では世界最多の感染症でWHOが撲滅を目指している
- 日本 第二次世界大戦後は抗菌薬で症例が飛躍的に減少し現在はなし
参考)厚生労働省検疫所,ほか
WHOの簡略化されたトラコーマ重症度分類システム
(投稿者 川崎)
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