- 当院の初期研修医の積木先生が循環器内科で経験した症例がPubMedに収載🎉
- 心室頻拍で搬入/回復後の心電図・心エコー図・心臓CTには異常なしと判断
- VT起源(右室前壁周囲)に注目してCTを見直すと限局性の壁運動異常が判明
- その後の精査(MRIやPET)で心臓限局性サルコイドーシスと診断されました
🙈 心エコー図
- CTで限局性の右室自由壁の異常(上図2A)が判明してから心エコー図を再検すると,同部位に加えて左室心尖部にも異常があることが判明(上図2C)
- 救急室で行うベッドサイドエコーは大変有用ですが,描出力という点に関しては生理検査室に設置されているハイエンド機に少し分があると思います.
- 持続性VTからの回復直後は内因性カテコラミンが出ていると思われます.その時のエコーでは微妙な壁運動異常がマスクされてしまう可能性があります.
- もちろんエコーは術者の技量に依存する検査です.VT症例を目の前にしたスタッフがテンバらずに内因性カテコラミンの放出を自制することも大切 😓
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※ 心臓Physical Examination広場とのマルチポストです 🎶
(投稿者 川崎)
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