看護師国家試験 第98回(2009年) 午前17問
Q:オプソニン効果を生じるのはどれか。
- 好中球
- 好塩基球
- Tリンパ球
- Bリンパ球
🍴 オプソニン効果
- 免疫細胞の食作用促進効果のこと.例えば,体内に侵入した細菌に抗体や補体が付着すると白血球による食作用が促進される.よって上記の答えは「1. 好中球」となる.オプソニン(opsonin)の語源はギリシャ語のopsonで,「調理する」という意味.
- CRP(C反応性蛋白)はオプソニン効果を有しているため,生体防御機構では免疫の重要な担い手になる.逆にIL-6は肝細胞でのCRP等の急性期蛋白合成に必須の作用をもつため,IL-6阻害剤の投与中はCRPが正常化し,そのオプソニン効果も発現しない.
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(投稿者 川崎)
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