日本版敗血症診療ガイドライン2020より
CQ6-9-1&2
CQ6-10-2
CQ6-9-1&2
- 成人敗血症患者に対する血管収縮薬の第一選択としてノルアドレナリン,ドパミン,フェニレフリンのどれを使用するか?
- 第一選択としてノルアドレナリンを投与することを弱く推奨する。(GRADE 2D:エビデンスの確実性=「非常に低」)
CQ6-10-2
- 成人敗血症患者に対する血管収縮薬の第二選択としてバソプレシンを使用するか?
- 第二選択としてバソプレシンを使用することを弱く推奨する。(GRADE 2D:エビデンスの確実性=「非常に低」)
💣 追加コメント
バソプレッシン- 敗血症などによる急性低血圧やショック時の補助療法としては適応外使用であるが企業見解が提出され,「バソプレシン【注射薬】」を「急性低血圧」、「ショック時の補助治療」に対して処方した場合、当該使用事例を審査上認めるという社会保険診療報酬支払基金の判断がなされている。
- 企業が提出している用法・用量についての記載は点滴静注:生理食塩水、5%ブドウ糖などで溶解し、0.01~0.04 U/分で持続静注.具体的には1アンプル(1 ml中合成バソプレシン20単位,528円)を生食19 mLで溶解して(1 mlあたり1 U),シリンジポンプで0.6〜2.4 mL/Hで投与
💁 バソプレシンに関する過去の投稿 ➜ コチラ
(投稿者 川崎)
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