- 臓器毎に上皮細胞のサイトケラチン(cytokeratin;CK)は異なる
- 特にがんではCK(主にCK7とCK20)の発現性で原発巣が推察可能
- 例:大腸癌はCK7陰性+CK20陽性、肺腺癌はCK7陽性+CK20陰性
- よって近年の病理では免疫組織化学(免疫染色)は欠かせない手法
|
鑑別診断の目安 |
CK7 |
||
|
陽性 |
陰性 |
||
|
CK20 |
陽性 |
尿路上皮癌 卵巣がん(粘液性) 膵癌 胆道癌 |
結腸がん 直腸がん |
|
陰性 |
肺腺癌 乳がん 卵巣癌(漿液性) 甲状腺がん |
扁平上皮癌 肝細胞癌 前立腺がん 淡明細胞型腎細胞がん |
|
参考)医学書院、ほか
(投稿者 川崎)
0 件のコメント:
コメントを投稿