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2025-12-13
海綿静脈洞血栓症 Cavernous Sinus Thrombosis (CST)
概略
海綿静脈洞内血栓で神経症候を呈した病態
機序
静脈洞の炎症波及による血栓形成でうっ滞
原因
感染性と非感染性があり感染の波及が多い
症状
患側の眼窩周囲浮腫,眼球突出,結膜浮腫
神経
眼筋麻痺,顔面感覚障害(Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ・Ⅵ)
合併
髄膜炎,下垂体機能不全,内頸動脈血栓他
治療
早期の抗菌薬と抗凝固療法+原疾患の治療
予後
致死率は約30%で50%以上が後遺症を残す
参考)
臨床神経 2015;55:483-9
/
耳展 2016;59:237-42
齲歯で海綿静脈洞血栓症とLemierre症候群を合併した54歳女性
(
臨床神経 2015;55:483-9
)
(投稿者 川崎)
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