自己免疫性膵炎は膵腫大と血清IgG4高値(135mg/dl以上)を特徴とする膵炎である.IgG4関連疾患の約半数が自己免疫性膵炎を合併する.中高年の男性に発症することが多い.ステロイド投与が第一選択薬.比較的高用量(プレドニゾロン0.5〜0.6mg/kg/day)を2-4週間継続した後,IgG4値・画像所見・臨床症状などを参考に2-3ヵ月かけて寛解を目指す.1-3年の維持療法(5mg程度)を行い,安定していれば中止も可能.生命予後は一般には良好と考えられる.
【1行ポイント】 原因不明の膵炎ではIgG4を測定する
(投稿者 川崎)
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