- カナマイシンはアミノグリコシド系抗生物質のひとつ
- 経口カナマイシンはほとんど吸収されず腸内でのみ作用
- 血中アンモニアの大部分は腸内細菌により産生される
- アンモニアは分子量が小さいので血液脳関門を通過
- カナマイシンがアンモニアを産生する腸内細菌を減らす
- アミノグリコシド系抗菌剤は腎機能障害と聴覚障害に注意
- 肝性脳症に対するアミノグリコシド系抗菌剤は保険適応外
メタアナリシス(Aliment Pharmacol Ther. 2015;41:624-35)では,アミノグリコシド系抗菌剤は肝性脳症の治療に有効であるが,分枝鎖アミノ酸製剤(例,アミノレバン点滴)や非吸収性合成二糖類(例,ラクツロース注腸)よりも効果に乏しく副作用も多いようです
肝性脳症についてもっと知りたい方 ⇒ 肝性脳症 - 日本医療機能評価機構
(投稿者 川崎)
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