抗菌薬関連大腸炎が疑われCD陰性であった症例の検討(N Engl J Med 2006;355:2418-2426)
- 22例中6例に出血性大腸炎の診断を支持する大腸内視鏡検査所見
- この6例の便培養で5例にK. oxytoca陽性(他の共通腸内病原菌なし)
- 大腸炎発症前に5例はペニシリン系の抗菌薬が投与されていた
- 分離された5例のK. oxytoca株はすべて細胞毒素を産生していた
K. oxytocaは健常被験者の1.6%でも検出された.しかし本研究ではラットによる動物実験も行われ,クレブシエラ・オキシトカが出血性大腸炎の原因菌かつその発症にアモキシシリン・クラブラン酸の投与が関連していること(コッホの原則)が証明されている.
(投稿者 川崎)
0 件のコメント:
コメントを投稿