このブログを検索
2017-07-30
卵円孔開存
胎児は肺呼吸をしていないため心房中隔の孔である卵円孔を介して血液が循環している
出生後に左房圧が上昇するため卵円孔は閉鎖するが,約2割では完全閉鎖には至らない
咳嗽などで右房圧が一過性に上昇すると右⇒左シャントを生じる(通常は臨床上無害)
自験例:右房の生食バブルが咳嗽時に左房へ大量移動している(経食道心エコー図)
卵円孔開存は稀に奇異性脳塞栓症の原因になる(例:深部静脈血栓による脳梗塞)
また卵円孔開存は片頭痛と関連することが知られている(
保険適応外で治療可能
)
(投稿者 川崎)
0 件のコメント:
コメントを投稿
次の投稿
前の投稿
ホーム
モバイル バージョンを表示
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿