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2026-06-20

コルポとアウス:産婦人科

  • コルポ(Kolpo)➜ ドイツ語 Kolposkopie(腟拡大鏡検査)の略で、異形成や子宮頸がんの診断目的で実施(特に子宮頸部病変)
  • アウス(Aus)➜ ドイツ語 Auskratzung(掻爬)または Ausräumung(子宮内容除去)の略で、人工妊娠中絶目的などで実施

💫 ドイツ語由来の医学語(耳にする機会はかなり減りましたが…)
  • カルテ(Karte) — 診療録
  • クランケ(Kranke) — 患者
  • アナムネ(Anamnese) — 病歴聴取
  • ムンテラ(Mundtherapie) — 病状説明(※和製)
  • プンク(ション)(Punktion) — 穿刺
  • ステルベン(Sterben) — 死亡
  • エッセン(Essen) — 食事
  • マーゲン(Magen) — 胃(マーゲンゾンデ=胃管)
  • ルンゲ(Lunge) — 肺
  • ヘルツ(Herz) — 心臓
  • ニーレ(Niere) — 腎臓
  • ゼク(ツィオン)(Sektion) — 病理解剖
  • ナート(Naht) — 縫合
  • ワッサー(Wasser) — 水(水薬) 
  • ツッカー(Zucker) — 糖(血糖)
(投稿者 川崎)

2026-06-13

ウンナ母斑(単純性母斑) Unna's nevus(Nevus simplex)

  • 皮膚内に認める胎児期血液循環の遺残(拡張した毛細血管)
  • 名前の由来はドイツの皮膚科医 Unna PG の報告(1884年)
  • 新生児の約40%に認める平坦な薄いピンクの赤あざ(下図)
  • 部位は後頚部(81%)が最多で、眼瞼(45%)、眉間(33%)
  • 児の啼泣や努責時には血管がさらに拡張して色が濃くなる
  • 1歳半程で半数は自然消失するが残りの半数はその後も残存
  • 鑑別診断:ポートワインステイン(ポートワイン母斑)他


ウンナ母斑 vs ポートワイン母斑(AI作成)
項目 ウンナ母斑(Nevus simplex) ポートワイン母斑(Port-wine stain)
別名 サーモンパッチ、コウノトリのくちばしの跡、Nevus flammeus nuchae Nevus flammeus、単純性血管腫(毛細血管奇形)
病態分類 毛細血管拡張(胎児期血液循環の遺残) 毛細血管奇形(capillary malformation)
主な発生部位 後頚部・うなじ(81%)、眼瞼(45%)、眉間(33%) 顔面(三叉神経領域)、体幹・四肢にも
部位の特徴 正中部・両側性が多い 側方・片側性が多い
色調 淡いピンク〜サーモン色 濃い赤〜紫赤色
境界 不明瞭 明瞭・シャープ
隆起 なし(平坦) 幼少期は平坦、加齢とともに肥厚・結節化
圧迫退色(blanching) あり あり(不完全なこともある)
啼泣・温熱時 一時的に色が濃くなる(生理的反応) 変化は乏しい
頻度 新生児の約 40%(最も頻度の高い血管異常) 新生児の約 0.3%
自然消退 顔面:約18か月で多くが消退
後頚部:約半数が残存
なし(生涯持続・加齢で悪化)
組織学的所見 真皮浅層の毛細血管拡張のみ
内皮増殖なし
真皮の毛細血管〜静脈系血管の拡張・蛇行
加齢で血管壁肥厚
遺伝子異常 通常なし GNAQ 体細胞モザイク変異(多くの場合)
関連症候群 通常なし
眉間の顕著な病変:Beckwith-Wiedemann症候群
仙尾部病変:潜在性二分脊椎の可能性
眼瞼・前額:Sturge-Weber症候群
下肢:Klippel-Trenaunay症候群
眼合併症(緑内障)
診断方法 臨床診断(検査不要)
仙尾部病変は超音波・MRI を考慮
臨床診断が基本
眼瞼・前額部は眼科紹介・頭部MRI
治療 基本的に不要
目立つ場合:パルス色素レーザー(PDL)
パルス色素レーザー(PDL)が第一選択
早期開始が推奨される
レーザー反応性 良好(通常 1〜2 回で消退) 複数回を要することが多い(部位・深さによる)

※この表はAI(Claude)により作成


(投稿者 川崎)

2026-05-13

褥婦じょくふ Puerperant

  • ベテラン医師 「今日の外来はどうだった?」
  • 新米の看護師 「褥婦がひとり来ただけです」
  • ベテラン医師 「じょく…ふ…?  何それ😢」

🎈 褥婦
  • 産後6~8週間くらいまでの期間の女性のこと
  • 別名は産褥婦でこの期間は産褥期と呼ばれる
  • 出産に伴う体の変化とダメージを回復する時
  • 悪露 (おろ) は1週間で黄色、4〜6週間で白色

(投稿者 川崎)

2026-03-14

センメルヴェイス反射(Semmelweis reflex)

  • 誤りが認められず権力によって事実を捻じ曲げたり排除する行為のこと
  • 由来はハンガリー人の医師 Semmelweis Ignác Fülöp(1818年 - 1865年)
  • 彼はウィーン総合病院産科で出産した母の死亡率が高いことに気付いた
  • その原因は産褥熱で分娩担当医の汚れた手にあるということを主張した
  • その予防法として塩素による消毒法を提唱し、死亡を劇的に減少させた
  • しかし細菌の概念が未確立な当時、彼は多くの医師たちから反感を買う
  • (医師自身が原因で患者が死亡しているという事実を多くの医師が拒絶)
  • センメルヴェイスはくじけなかったが、最終的に精神病院へ隔離された
  • その後、病院の衛兵から受けた暴力による傷が元で敗血症のために死亡


ウィーン総合病院の母体死亡率の推移
ウィーン総合病院が1823年に死後解剖を日常診療として導入して以来、1000件の出産あたりの妊産婦死亡数の推移を示している。1833年に産科が分割された後、両産科でほぼ同数の医学生と助産婦研修生が分娩を担当した。しかし、1839年には、第一産科は専ら医学生を対象とし、彼らは剖検も行い、第二産科では助産婦研修生が分娩を担当するようになった。ゼンメルワイス博士が1848年に塩素溶液による手洗いの習慣を導入して初めて、第一産科における1000件の出産あたりの妊産婦死亡数は減少し、第二産科とほぼ同等になった。(AI訳)

(投稿者 川崎)

2026-02-01

総合診ならぬ双合診

💟 双合診
  • 内診の一つで被験者が仰臥位で台の端に腰を据えて股関節と膝を曲げた姿勢で行う
  • 腟の中に検者が指を挿入し逆の手で恥骨の上から圧迫して子宮や卵巣の状態を触知
  • 下図のへガール徴候(Hegar's sign)は双合診による妊娠の可能性を示す身体所見
  • 双合診と直腸診(人差し指を腟に,中指を直腸に挿入)を組み合わせることもある

- 双合診の実際 -

👉 生殖器に関する過去の投稿 ➜ コチラ

(投稿者 川崎)

2025-09-20

レオポルド触診法 Leopold's Maneuvers

  • 触診で胎位や胎向,胎勢などを確認する方法(下図)
  • 独の産婦人科医 CG Leopold が1894年に開発(#)
  • 特別な器具は不要で現在でも妊娠健診時に広く活用

- レオポルド触診法の実際 -
  1. 両手掌をわずかに曲げて小指側を子宮底に当て子宮底の高さ、胎児の状態を観察
  2. 子宮底より両手を下方に移動し、左右の手を交互に動かし胎位、胎向、胎動、羊水量などを観察
  3. 右手の母指とほかの4指で恥骨結合上の胎児に触れ胎児の先進部分を確認
  4. 両手掌をわずかに曲げて左右の下腹部に当て、骨盤入口面方向へ静かに圧入し胎児の先進部、移動性、骨盤内侵入状況を観察

(投稿者 川崎)

2025-05-10

子宮頸がん検診へのHPV検査単独法

💫 概略
  • 市町村が実施する子宮頸がん検診については、厚生労働省の「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」において、20歳以上の女性を対象に2年に1回の細胞診を行うことを推奨してきた(下図参照)。
  • その指針を改正し、HPV検査単独法を追加(令和6年4月から適用)。HPV検査単独法(子宮頚部の細胞診)は、適切な受診勧奨等が行われなければ期待される効果が得られないことから、精度管理が重要である。

💫 受診者メリット
  • HPV検査陽性者のごく一部が数年後に子宮頸がんの有病者となり得るため、そのリスク保持者が追跡管理されることで子宮頸がんの早期発見・早期治療に繋がる。
  • 現行の細胞診の検診間隔は2年ごとであるが、HPV検査単独法では受診者の約8~9割が5年ごととなることから、全体として受診行動の負担軽減が期待できる。

💫 自治体メリット
  • がん検診の未受診理由で最も多いのは「受ける時間がないから28.9%」であり、受診行動の負担が軽減されることで、受診率向上への影響が期待できる。
  • 検診間隔が延長されることで、事務負担等が軽減される。


💁 ワクチンに関する過去の投稿 ➜ コチラ

(投稿者 川崎)

2025-05-03

DOHaDドーハッド仮説

  • Developmental Origins of Health and Disease(健康と病気の発生起源説や胎児期起源仮説)
  • 胎児期や乳児期の環境が,将来の健康や病気のリスクに大きな影響を与えるという考え方
  • 英国のDJP Barkerらが疫学的調査を元に1980年代に提唱した(Lancet 1989;2(8663):577-80)
  • 例えば妊娠中の母体の栄養状態が悪いと生まれた子供が将来,肥満や糖尿病になりやすい
  • 想定される機序は胎児期の環境がエピジェネティック変化を引き起こし将来の健康に影響
  • 具体的には子宮内環境によってDNAメチル化やヒストン修飾,非コードRNAが変化してくる

- 低出生体重児のリスク因子とDOHaD仮説のイメージ -

(投稿者 川崎)

2025-04-15

水中分娩 Water birth

  • 水中出産用の浴槽に入れた微温湯の中で行う出産のこと
  • 浮力によるリラックス効果で陣痛低減が期待されている
  • 提唱はフランスの産科医 Michel Odent で1980年代初
  • 英国では約10%の出産を水中実施(約20%で水を使用)
  • コホート研究では母体の悪影響と関連しなかった(※)
  • しかし児溺死や母子感染,臍帯断裂などの懸念は残る

- 水中出産をしている父母 -
(Wikipedia: CC 表示-継承 3.0)

(投稿者 川崎)

2025-04-11

Rh式血液型不適合妊娠

  • Rhマイナスの母体がRhプラスの胎児を妊娠している状態
  • Rh式血液型のD因子を有すればRh+,欠けばRh-に分類
  • 日本人でRhマイナスは約200人に1人(欧米より少ない)
  • 胎児血液が母体に入ると胎児を攻撃する抗D抗体が生じる
  • 対処しないと第2子の妊娠時に胎児貧血や早期新生児黄疸
  • 妊娠中や出産後に母に抗D人免疫グロブリン製剤の推奨


Rh式血液型不適合時の抗体産生
(看護roo!)

👉 血液型に関するの過去の投稿は コチラ

(投稿者 川崎)

2025-02-05

Preeclampsia and Eclampsia 妊娠高血圧腎症と子癇

  • 妊娠高血圧腎症は妊娠20週以降に発症する高血圧や既存高血圧の悪化かつ過剰尿蛋白
  • 子癇は妊娠高血圧腎症の女性に生じるけいれん発作でてんかんや二次性の痙攣は除く
  • 妊娠高血圧症候群(旧名は妊娠中毒症)は≧140/90mmHgの状態(尿蛋白は問わない)
  • preeclampsiaは子癇前症や前子癇とは言わず妊娠高血圧腎症(ただ完全一致ではない)
  • 診療ガイドライン2023で妊娠高血圧腎症36ヵ所,子癇40ヵ所,子癇前症や前子癇はゼロ
  • HELLP症候群(溶血,肝酵素上昇,血小板減少)は重症の妊娠高血圧腎症や子癇の1-2割

(投稿者 川崎)

2025-01-07

ビショップスコア Bishop score

  • 概略 子宮頚部の成熟度を評価するスコア(初産婦にのみ適応/経産婦には不可)
  • 提唱 米国の産婦人科医 Bishop E(1913-1995)(Obstet Gynecol 1964;24:266-8)
  • 項目 頸管開大度・頸管展退度・児頭下降度・頸管硬度・子宮口位置の5つの指標
  • 計算 合計点を算出(下表:0~4点は不成熟,5~9点はやや成熟、9~13点は成熟)
  • 解釈 9点以上なら24時間以内に90%分娩,8点以上なら70~80%が2日内に児娩出

ビショップスコア

😁 おまけ
  • 上表の各指標の順番を少し変更してみると面白い. 頸管展退度(back)➜ 子宮口位置(station)➜ 頸管硬度(hard)➜ 頸管開大度(open)➜ 児頭下降度(position),つまりbshopで開発の名前に類似する.
  • Bishop先生が発表時にそこまで考えたうえで命名したかは不明(オリジナル論文が無料公開されていないため...どなかたご存じ方はコメント欄へ).でも,もしそうならこれはすごいこと(半世紀以上も活用されている)

(投稿者 川崎)

2025-01-03

OGCSオージーシーエス:夜間・休日における妊婦搬送の手引き

  • 先日,中高年の女性が腹痛のため深夜のERを受診しました.そして(本人も含めて誰もが予期しなかった)切迫早産(破水後)であることが判明しました.たまたま看護師さんの中に助産師さんがいたため比較的スムースにことが運びました.
  • 産婦人科医が常駐しない病院も少なくありません(当院も休診中).そんな時に役立つのが産婦人科診療相互援助システム(Obstetrical Gynecological Co-operative System: OGCS)です.厚生労働省が提供する資料をここにもアップしておきます.


💁 妊娠に関する過去の投稿 ➜ コチラ

(投稿者 川崎)

2024-12-17

吸啜きゅうてつ反射

  • 口に入ってきたものを強く吸う新生児の反射で吸着後の口腔内は陰圧(平均-64±45 mmHg)
  • 舌の蠕動運動ではなく舌後方の上下運動によって口腔内の吸引圧を変化させている(下図)
  • 唇に乳首などが触れると首を回す探索反射+吸啜反射+嚥下反射を合わせて哺乳反射という

- 吸啜のメカニズム -
(看護roo!)

💁 難解漢字に関する過去の投稿 ➜ コチラ

(投稿者 川崎)

2024-07-26

乳房雑音 Mammary Souffle

  • 妊娠中と産褥期の南アフリカのバントゥー系女性257人の15.3%に認めた
  • 妊娠第3期で13.3%、第2期で17.9%であった(妊娠第12週以前にはなし)
  • 動脈性の無害性雑音(大動脈と肋間 or 内乳腺動脈枝などの吻合部で発生)



圧迫で減弱(A:最初の矢印),解除で再出現(A:二つ目の矢印),30秒後に回復(B)


乳房雑音(Mammary Souffle)のサマリー

😎 おまけ
  • souffleとは吹くような音質の血管または心臓の雑音.元は仏語でスフレ(卵白を泡立ててふっくらと焼き上げた料理:例,チーズ・スフレ)
  • 他にfunic(funicular or fetal)souffle(胎児雑音)やumbilical souffle(臍帯雑音),uterine souffle(子宮雑音)などがあるようです

心臓Physical Examination広場とのマルチポストです 🎶

(投稿者 川崎)

2024-06-05

Rusty Pipe Syndrome 錆びたパイプ症候群

  • 妊娠後期〜授乳期初期に生じる良性の生理学的状態
  • 錆びたパイプ内の水に似た茶色〜血性の乳汁を呈す
  • 通常は両側性で痛みなく自然に治癒する(7日以内)
  • 頻度は非常に稀(妊娠中の全血性乳汁でも約0.1%)
  • ホルモン刺激による乳管周囲の毛細血管網の障害?
  • 診断は現病歴と身体診察(持続は細胞分析やエコー)
  • 必要に応じ乳管乳頭腫,乳管拡張症,癌などと鑑別
  • 母乳でも成長遅延や母乳不耐症などの疾患は生じず


出産初日に注射器で吸い取った母乳の色調変化

💁 授乳に関する過去の投稿 ➜ コチラ

(投稿者 川崎)

2024-01-05

遺伝性乳がん卵巣がん症候群
HBOC: Hereditary Breast and Ovarian Cancer syndrome

  • 概要 BRCA1/2病的バリアントによる常染色体顕性遺伝性腫瘍症候群
  • 癌種 乳癌,卵巣癌が多いが,前立腺癌や膵臓癌,メラノーマも関連
  • 検査 2020年にHBOCの診断を目的としたBRCA1/2の検査が保険収載
  • 方法 血液や腫瘍からDNA解析を行う(4週間ほどかかり約20,200点)
  • 結果 Negative,Positive,VUS(variants of uncertain significance)
  • 方針 HBOCと診断された時は遺伝学的診断に基づいた医療介入が可
  • 活用 リスク低減卵管卵巣摘出術や薬物療法・手術方法の選択(下図)
  • 重要 検査の限界(陰性でも他疾患の可能性)や遺伝カウンセリング


乳癌診療における BRCA1/2 遺伝子検査(2023年2月現在)

(投稿者 川崎)

2023-11-26

ラミナリア 桿かん Laminaria tent

  • 昆布の一種である乾燥したラミナリアの茎で作られた細い棒
  • 子宮頸管の拡張目的に用いられる医療機器(子宮頸管拡張器)
  • 12〜24時間で凡そ2~3倍に膨張(挿入後24時間以内に抜去)
  • 外科的中絶前,初産婦の頸管未熟例,婦人科疾患処置前など
  • 長さ60~80mm、直径3~5mmの円筒形で通常,複数本挿入
  • 日本ラミナリア桿(医療機器届出番号:21B3X00009000001)


(投稿者 川崎)

2023-10-24

抗凝固薬と過多月経

👀 月経の復習
  • 月経:限られた日数で自然に止まる子宮内膜からの周期的出血(通常は約1月間隔)
  • 過多月経:月経量が多いもの(通常140 ml以上であるが1周期の総量の測定は困難)
  • 月経血が80 mL以上のあると60%の女性が貧血(フェリチン低値のオッズ比は5.71)


🐣 ワルファリン(添付文書)
  • 禁忌(次の患者には投与しないこと)2.1 出血している患者(血小板減少性紫斑病、血管障害による出血傾向、血友病その他の血液凝固障害、月経期間中、手術時、消化管潰瘍、尿路出血、喀血、流早産・分娩直後等性器出血を伴う妊産褥婦、頭蓋内出血の疑いのある患者等)[本剤を投与するとその作用機序より出血を助長することがあり、ときには致命的になることもある。]
  • 特定の背景を有する患者に関する注意 9.4 生殖能を有する者 妊娠する可能性のある女性に投与する場合には、事前に本剤による催奇形性、胎児の出血傾向に伴う死亡、分娩時の母体の異常出血の危険性について十分説明すること。

🐥 アピキサバン(添付文書)
  • 副作用発現頻度は、19.4%(520/2,676例)であった。主な副作用は、鼻出血2.4%(63/2,676例)、挫傷1.3%(34/2,676例)、月経過多1.2%(33/2,676例)及び血尿1.2%(32/2,676例)であった。
🐤 エドキサバン(添付文書)
  • 副作用発現頻度は、エドキサバン群で25.0%(1,029/4,118例)であった。主な副作用は、鼻出血3.3%(134/4,118例)、月経過多2.1%(85/4,118例)であった。


(投稿者 川崎)

2023-09-09

双角子宮(bicornuate uterus)ほか

  • 子宮体部が左右の2つに分かれている子宮形態異常の一つ
  • 通常は症状はなく健診や妊娠,他の病気を契機に偶然発見
  • 他の異常には中隔子宮,単角子宮,重複子宮など(下図)
  • これらの子宮形態異常は1676例中3.2%の症例で認められた
  • 習慣流産,子宮内の胎児死亡,早産,骨盤位の原因になる
  • しかし異常でも78%で出産可能で,手術メリットは未確立


さまざまな子宮形態異常

💁 子宮に関する過去の投稿 ➜ コチラ

(投稿者 川崎)