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2026-01-02
Vogt-Koyanagi-Harada (VKH) disease フォークト・小柳・原田病(or 原田病)
概略
メラノサイトに対する自己免疫性(疑い)
命名
スイスの
A. Vogt
,
小柳美三
,
原田永之助
症状
両眼性ぶどう膜炎による視力低下や羞明
眼外
髄膜炎、耳鳴、難聴、皮膚白斑、白髪など
鑑別
サルコイドーシスおよびベーチェット病
疫学
20~50歳のアジア女性に多い(特に日本)
治療
大量ステロイドの点滴療法 → 内服の漸減
予後
多くは治療によく反応し視力が改善する
参考)
日本アイバンク協会
,他
- 初期段階の漿液性網膜剥離(上図)と末期段階の夕焼け眼底(下図) -
(
Am J Ophthalmol 2021;228:205-11
)
(投稿者 川崎)
2026-01-01
今週の一枚 🎯 元旦 🎍
労作時の息切れで来院例(座位)
😐 解説
頚部の上1/3(顎下)に陥凹(右向き矢印)
吸気負荷で別の部位に隆起(左向き矢印)
拍動はいずれも不規則 ➜ 心房細動の疑い
外頚静脈の怒張 ➜ クスマウル徴候(矢頭)
内頚静脈の陥凹+外頚静脈怒張 ➜ 心不全
頚動脈隆起(コリガン脈)➜ 大動脈弁逆流
心エコー図では中等度の大動脈弁逆流あり
最終的にARとAFを伴った心不全と診断した
💟
現場実況
本例で初診時に身体所見を確認したときには,安静時の内頚静脈の陥凹が吸気後には隆起(
ランチシ徴候
)へ変化しました.もちろんこれで,中心静脈圧が高度に上昇した非代償性心不全と診断できました.
その後,看護師さんと車いすで検査に回ってもらいました(心電図や胸部X線,採血).その後の結果説明時(←この時に上記動画を記録)には,
ランチシ徴候
はなく代わりに
クスマウル徴候
を認めました.
本例は吸気後に頚動脈拍動(
コリガン脈
)を認めます.よく見ると安静時にもすでにありそうです.通常,吸気で頚動脈所見は変化しません.本例は筋緊張などが加わり拍動が顕性化したと考えられました.
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(投稿者 川崎)
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