リンは80%は骨に分布,その他は筋肉や各臓器内で,細胞外液中は僅か0.1%
原因(各病態の合併あり)
- 細胞外から細胞内への移動
- 摂取低下(ただし通常の食事による不足は稀)
- 腸管の再吸収低下
- 腎の再吸収低下
具体的疾患
- refeeding syndrome(利用亢進による細胞内への移動)
- 下痢やアルミ製剤投与(腸管での吸収低下)
- P含有量が少ない中心静脈栄養(摂取低下)
- 副甲状腺機能亢進症(Pの骨吸収増加+尿排泄増加)
- 活性型ビタミンD不足(腸管の吸収低下+副甲状腺機能亢進)
- fibroblast growth factor 23増加(腎の再吸収低下)
- 細胞内pH上昇による解糖系の亢進(Pが細胞内に移動)
- 呼吸性アルカローシス(Pが細胞内に移動)
- 白血病(急速な細胞増殖=利用亢進による細胞内への移動)
- レジオネラ肺炎(原因は不明?)
(投稿者 川崎)
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