- ITT解析=Intention-to-treat analysis=治療意図に基づく解析
- PP解析=Per-protocol analysis=治験実施計画書に基づく解析
特徴
- ITT解析 ➜ はじめに割り付けられた群間で介入効果を比較する.無作為な割付に基づくためバイアスが少なく,より日常臨床を反映しやすい.しかし結果に未介入症例(脱落例や他群への変更例)も含んでしまう.
- PP解析 ➜ プロトコールから逸脱した症例を除外した群間で介入効果を比較する.実際に介入を受けた群との比較であるため介入効果をより反映する.しかし結果に影響を与えるバイアスが増加してしまう.
おまけ
- ITT解析に比べてPP解析ではエビデンスレベルが低下する
- PP解析は非劣性試験の解析と有害事象の解析に有用である
- 😊ITT解析とPP解析は補完し合う情報でありいずれも重要😊
(投稿者 川﨑)
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