機能性の僧帽弁逆流(MR: mitral regurgitation)では中等度MRでも高度MRに分類する
つまり機能性MRで下記(重症度評価における中等度MRの基準)を満たせば手術を考慮
- 有効逆流弁口面積(EROA: effective regurgitant orifice area)=0.20~0.39cm2
- 逆流量(RV: regurgitant volume)=30~59ml
- 逆流率(RF: regurgitant fraction)=30~49%
2017年のAHA/ACC弁膜症ガイドライン(Circulation. 2017 Jun 20;135:e1159-e1195)
機能性と器質性のMR重症度評価が統一され下記(高度MRの基準)を満たせば手術を考慮する
- 有効逆流弁口面積(EROA: effective regurgitant orifice area)≧0.40cm2
- 逆流量(RV: regurgitant volume)≧60ml
- 逆流率(RF: regurgitant fraction)≧50%
※今回のガイドライン変更は頻度の多い疾患における手術適応に関してでありとても重要
(投稿者 川崎)
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