(1)出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑病等)のある患者
(2)僅少な出血でも重大な結果を来すことが予想される患者
ヒルドイドの成分はヘパリン類似物質であり、1g中に3.0mg含まれる。
血液凝固抑制作用を有し、出血を助長するおそれがあるため、上記の禁忌が設定されている。
ただし、ヘパリン類似物質の血中への移行について検討したデータはなく、何gのヒルドイドが何単位のヘパリンNa注に相当するかは不明である。
バリア機能が障害されていない正常な皮膚への塗布であれば、出血傾向を来すまでの効果は示さないと考えられている。
禁忌に該当する症例においても使用されているが、出血に関連した有害事象の報告はない。
(投稿者 小森)
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