膿胸が疑われる症例の穿刺液をグラム染色した(強拡大=1000倍)
多数の好中球とグラム陽性球菌の連鎖 ⇒
連鎖球菌 Streptococcus による膿胸
培養でストレプトコッカス・アンギノーサス群
S. anginosus group と同定された
- 口腔や泌尿生殖器,消化管などの粘膜に常在している弱毒菌
- 以前は緑色連鎖球菌の Streptococcus milleri 群に分類されていた
- 微好気性であり嫌気下で緩徐に発育するため検出が容易ではない
- 近年,培養技術の進歩に伴って同菌の報告が増加している
- ペニシリン系やカルバペネム系,クリンダマイシンなどが有効
(投稿者 川崎)
0 件のコメント:
コメントを投稿