- 欠乏 ➜ 味覚異常,皮膚炎,脱毛,貧血,口内炎,男性性機能異常,易感染性,骨粗鬆
- 肝硬変,糖尿病,慢性炎症性腸疾患,慢性腎臓病 ➜ 多くは血清亜鉛値の低下を合併
- 診断のプロセス ➜ 上記症状+ALP低値(+基礎疾患)から疑われたら血清亜鉛を測定
亜鉛欠乏性貧血のまとめ
- 発生機序は赤芽球の分化増殖に必須のGATA-1 (zinc finger protein) が亜鉛欠乏で不安定化するため
- 赤血球数の減少/正球性あるいは小球性貧血/血清総鉄結合能の低下/しばしば鉄欠乏貧血を合併
- アスリートでは亜鉛欠乏性貧血は稀ではない(汗や尿から亜鉛の排泄が増加+赤血球膜の強度が低下)
保険診療で処方可能な亜鉛薬剤
- ポラプレジンク(プロマック®) ➜ ただし適応病名は胃潰瘍
- 酢酸亜鉛(ノベルジン®) ➜ ただし適応病名はWilson病
- 酢酸亜鉛製剤(ノベルジン®) ➜ 低亜鉛血症として処方可能(2017年3月~)
0 件のコメント:
コメントを投稿