身体所見や胸部X線,採血からは非定型肺炎が疑われすでにアジスロマイシンが処方されていた
- 短いグラム陰性桿菌(短桿菌)が散在し,一部は好中球に貪食されている(左下)
- 最終的に培養でインフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)が確認された
- 本例のように莢膜を有するタイプは肺炎球菌と同様に侵襲性感染症を生じやすい
👴 H. influenzaeとくればBLNAR(ブルナー)を忘れずに(BLPAR ブルパーもネ)
当院の2018年アンチバイオグラムより
- H. influenzae 232株数 ➜ 通常型 57%, BLNAR 28%, BLPAR 11%, BLPACR 10%
- BLNAR, BLPAR, BLPACRにはABPC無効(すべて0%),CTRX有効(すべて100%)
(投稿者 川崎)
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