- IABO=intra-aortic balloon occlusion(製品 ブロックバルーン®)
- 外傷などによる腹腔内出血に伴うショックに対して行う緊急救命手技
- 腹腔動脈分枝部より中枢側で大動脈をバルーンで遮断して止血する
- Edwardsらにより1950年代後半に開発(Surg Forum 1955;5:90-5)
腹腔内出血時に緊急開腹を行うとタンポナーデが解除され循環虚脱に陥る危険があるため,開腹に先立ち下行大動脈遮断が重要である.従来は左開胸で大動脈遮断鉗子による直接遮断が主流であった.近年はIABOが普及し,骨盤骨折,四肢外傷,産科出血,消化管出血など体幹以下の大量出血症時に適応拡大されている.
➜ 遮断時間45分以上は予後不良であるため不完全かつ間欠遮断を心がけることが重要なようです ✨
➜ 遮断時間45分以上は予後不良であるため不完全かつ間欠遮断を心がけることが重要なようです ✨
手技(原則としてエックス線透視下)
- 大腿動脈に7-10Frのシースを留置しIABOカテーテルを挿入
- 左鎖骨下動脈分岐部より2cm以上下方でバルーンを生食拡張
- 上肢の血圧を確認しながら必要最低限の注入量でコントロール
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