- 下痢と便秘を繰り返す症例の腸管洗浄液のグラム染色(強拡大,1000倍)
- とても細長いグラム陰性桿菌を多数認める(通常は多菌種が混在している)
- 最終的に腸管スピロヘータ症(intestinal spirochetosis)と診断
腸管スピロヘータ症 (日本消化器内視鏡学会雑誌 2012;54:3596-3600)
- 原因 B.pilosicoliやB.aalborgi(単独での強い炎症惹起は稀です)
- 経路 主に糞便を介する経口感染(人畜共通,家族内,免疫不全など)
- 症状 無症状~下痢や軟便,便秘,腹部膨満感,下腹部痛,血便など
- 治療 メトロニダゾールが著効する(例えば1000mg/日を10日間服用)
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(投稿者 川崎)
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