- 健診で胸部X線の異常を指摘された症例
最終診断は心膜嚢胞 (松仁会医学誌 2006;45:146-50)
- 頻度 縦隔腫瘍の2.6~6.7%で,発生頻度は約1人/10万人
- 画像 MRIのT1強調で低信号,T2強調で高信号,脂肪抑制なし
- 部位 右心横隔膜角52%,左心横隔膜角17%,右上縦隔16%
- 診断 嚢胞内腔の中皮細胞を証明(ただし多くは臨床的に診断)
- 予後 通常は無加療でも良好(極稀に悪性化や内部への出血)
👴 追加情報
参考にした上記論文は当院の後期研修医であった赤壁先生が執筆です.本例は初診後10年以上経過してますが,サイズに変化なく,心事故も生じていません.
参考にした上記論文は当院の後期研修医であった赤壁先生が執筆です.本例は初診後10年以上経過してますが,サイズに変化なく,心事故も生じていません.
(投稿者 川崎)
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