- 尿路系感染症が疑われる症例の尿グラム染色(1000倍)
- 検体の採取前日から抗菌の投与がすでに開始されていた
所見 👀
- とても長いグラム陰性桿菌と好中球による貪食像を認める
- グラム陰性桿菌は形態から菌種の推定が可能 ➜ コチラ
- しかし本例のような長さのグラム陰性桿菌は通常はない
👱 解説
本症例の培養結果は通常の大腸菌で,ESBLなどの耐性菌ではなかった.うまく分裂できなくなった大腸菌の伸展化と考えられるが,抗菌薬で死に向かっている可能性と抗菌薬の効果が不十分で生き延びている可能性の二つが考えられる.臨床所見を参考に抗菌薬の増量や変更を考慮する必要がある.
本症例の培養結果は通常の大腸菌で,ESBLなどの耐性菌ではなかった.うまく分裂できなくなった大腸菌の伸展化と考えられるが,抗菌薬で死に向かっている可能性と抗菌薬の効果が不十分で生き延びている可能性の二つが考えられる.臨床所見を参考に抗菌薬の増量や変更を考慮する必要がある.
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(投稿者 川崎)
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