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2019-03-29

伝染性紅斑(リンゴ病) Erythema infectiosum

  • 原因 ヒトパルボウイルス(human parvovirus)B19の感染
  • 経路 飛沫感染で潜伏期は4~15日(不顕性感染あり)
  • 疫学 幼少児に多い(ただし乳児や成人も稀ならず報告)
  • 症状 左右頬部の紅斑 ➜ その後に四肢のレース様の紅斑
  • 合併 関節炎,汎血球減少,妊婦では胎児水腫や流産など
  • 診断 IgM抗体高値又はIgG抗体上昇(ウイルス分離は困難)
  • 鑑別 風疹,成人スティル病,SLE,薬疹,手足口病など
  • 治療 対症療法のみ(紅斑期の隔離不要/ワクチンなし)
  • 届出 5類感染症(翌週の月曜日までに保健所に報告)


👴 おまけ
第5病(Fifth disease)とも言われるが,これは子供に生じる皮疹の標準リストの5番目に位置するため. 1番=麻疹(measles),2番=猩紅熱(scarlet fever),3番=風疹(rubella),4番=デュークス病(Dukes' disease,おそらく猩紅熱の亜型),6番=バラ疹(roseola)

(投稿者 川崎)

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