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2019-05-06

「医学生研修医の日本内科学会ことはじめ2019名古屋」より

演題5 胃癌を合併し内視鏡治療が奏功したCronkhite-Canada症候群の1例(神鋼記念病院消化器内科)
  • クロンカイト・カナダ症候群は胃や大腸,小腸になどに多数のポリープが発生する非遺伝性疾患疾患.中年以降の男性に多く,胃癌や大腸癌を合併しやすい.

演題211 TINU症候群の臨床経過から学んだこと(川崎医科大学 腎臓・高血圧内科学)
  • TINU=tubulointerstitial nephritis and uveitis syndrome.間質性腎炎にぶどう膜炎を伴う 症候群で原因は解明されていない.分かりやすい症例報告 ➜ 日児腎誌 2007;20:31-34

演題222 Dent病にネフローゼ症候群を合併した一例(千葉大学総合医療教育研修センター)
  • デント病はX染色体性の遺伝性疾患で出生時から近位尿細管性蛋白尿が持続する.経年的に高リン尿症と腎石灰化が進行し50歳前後に末期腎不全へと進行する.患者のほとんどは男性で推定患者数は400名.(参考:難病情報センター

演題242 胸腺腫摘出5年後に診断されたGood症候群の1例(仙台厚生病院研修センター)
  • Goodらによる初報(J Lancet 1955;75:245-71)では胸腺腫+低γグロブリン血症であったが,現在は胸腺腫+易感染性と広義で捉えることが多い.

演題356 健康な若年女性に発症し,Gianotti症候群を合併した横断性脊髄炎の1例(厚生中央病院総合内科)
  • ジアノッティ症候群とは乳幼児に多い病態で,EBウイルスなどのウイルス感染後に発疹を生じ数週間持続した後に自然に改善する.B型肝炎ウイルスの初感染により生じるジアノッティ病(発疹や肝機能障害など)とは異なる.

(投稿者 川崎)

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