- 上部尿路系感染と診断され入院した症例の左右の頸静脈(臥床+枕あり)
通常なら頸静脈は右側でより明瞭に認識される(
実例1/
実例2).これは右房との位置関係に起因する(直線性+距離)➜
解剖図.では本例で外頸静脈が右側よりも左側で目立っている理由は?
解説 🐤
- 本例は内臓逆位(Situs inversus)を有していたため,頸静脈の所見が右側よりも左側でより明瞭であったと考えられた
- 無名静脈に限局した狭窄でも同様の所見を呈するが,本例には左上肢の静脈うっ滞を示唆する所見はないため考えにくい
本例の腹部CT ➜ 完全内臓逆位
本例の心電図 ➜ Ⅰ誘導の陰性P-QRS-Tと胸部誘導のR波減高に注目
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心臓Physical Examination広場とのマルチポストです 🎶
(投稿者 川崎)
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