- 2対1房室ブロックでPP間隔に不整がみられる状態で邦名は心室[時]相性洞不整脈
- 典型例はQRSを伴うPP間隔がQRSを欠くPP間隔よりも短縮(下の図は非典型例)
- 初報は1910年で犬の動物実験(J Erlanger, JR Blackman. Heart 1910;1:177-230)
🐧 おまけ
- Ventriculophasic sinus arrhythmiaの正確な機序は不明ですが,「心室収縮に伴う心房の伸展が洞結節の発火を早める」あるいは「心室収縮に伴う駆出血流が洞結節の灌流を改善し発火を早める」などが推測されているようです.同様のRR間隔の変動は完全房室ブロック症例の40%以上に認められ,2度房室ブロックでも観察されると報告されています.
(投稿者 川崎)
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