公益社団法人 福岡県薬剤師会の質疑応答より(2015年1月)
- Q -
- A -
- Q -
- 胆嚢結石症の疝痛発作に使用する鎮痛薬は?(薬局)
- A -
- 胆嚢結石症による疝痛発作は、胆嚢頸部や胆嚢管へ胆石が嵌頓することにより生じ、心窩部痛、右季肋部痛が多く、しばしば右背中・右肩に放散する。肥満、過労や高脂肪食等が誘因となる。
- (軽度の疝痛発作)ブチルスコポラミン(ブスコパン等)の内服や注射。フロプロピオン(コスパノン)はOdii括約筋の弛緩による胆嚢・胆管内圧低下を介して疼痛を軽減する。
- (激しい疼痛)ジクロフェナクナトリウム坐薬(ボルタレン等)、ペンタゾシン注射(ペンタジン、ソセゴン等)。ペンタゾシン注射の大量投与は、Odii括約筋を収縮するので硫酸アトロピン注を併用する。
👶 おまけ
- ソセゴン®添付文書とペンタジン®添付文書に同じ文言あり(いずれも一般名はペンタゾシン) ➜ 慎重投与:胆道疾患のある患者[大量投与した場合Oddi氏筋を収縮する。]
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(投稿者 川崎)
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