- 肺動脈の弁性狭窄や閉鎖不全に対して用いられるPTFE(polytetrafluoroethylene)弁付き導管の一つ
- 特徴はbulging sinusを有する fan-shaped expanded PTFE valved conduit(下図)で術後の成績が良い
- 京都府立医科大学の山岸や宮崎ら(敬称略)が開発した(J Thorac Cardiovasc Surg 2011;142:1122-9)
👶 おまけ
- 肺動脈弁狭窄の手術適応 ➜ 平均圧較差50mmHg以上(それ以下でも右心不全症状や不整脈を認める場合は早期の手術を考慮)
- 肺動脈弁閉鎖不全の手術適応 ➜ 自覚症状に乏しい症例も多く明確な手術適応基準はないが,目安は中等度以上の右室拡大や右室機能低下,持続性不整脈の出現,中等度以上の三尖弁閉鎖不全など.最近では心臓MRIを用いて肺動脈弁逆流分画25%以上ならびに右室拡張末期容積係数(RVEDVI)150ml/m2以上や右室駆出率45%以下などを指標に手術適応とする報告もある(再手術介入の時期を逸しないことが重要)
(投稿者 川崎)
1 件のコメント:
本ポストは記念すべき2000号です!
コメントを投稿